燃費をログ付けfuelfrog


百式さんの記事Twitterを使って入力できる燃費管理サービス『FuelFrog』をみて、fuelfrogを試してみました。fuelfrogは非常にシンプルなサービスで、ガソリン燃費をログ付けするとマイレージヒストリーが表示されるだけのもの。なんていうこともないサービスだと思うのですが、現在の世相と、わざわざこのサイトを訪れなくともTwitterから入力を行えるという手軽さから、意外と面白いんじゃないかと思います。こういう考え方を元に日本の自動車事情に沿ったサービスが出てくることを期待する意味で書いてみたいと思います。

↓メイン画面はシンプルな入力で過去1ヶ月のマイレージグラフが出てくる画面ですが、

入力項目はいたってシンプル

  • Miles Since Last Fillup (ガソリン満タンにしたときのマイル数)
  • Price per Gallon (ガソリン1ガロンでの値段)
  • Gallons (給油量)
  • Date of Fillup (入れた日付)

です。

マイルやガロンを日本的にキロメートルやリッターにわざわざ計算しなおして入れるのも面倒なので、単位は見なかったことにして、キロ数、リッターいくら、でいれちゃってます^^;

入力するとグラフで推移が出てきたり、トータルでの燃費効率が出てきたりするのですが、全くシンプルすぎて、これが何のためになるのか、この時点ではわかりませんね。「燃費帳つけたければエクセルでやったほうがよっぽどいいじゃん」という声が聞こえてきそうです。

↓セッティングページを開きますと、2つだけ設定項目があります。

一つ目はTwitterとの連携で入力できるという項目。モバツイなんかと連携すれば、ガソリン入れたその場で入力できるので、後でレシート見ながら入れる、何て面倒なことをしなくて済みそうです。( @fuelfrog マイル 値段 給油量 のルールでエントリーするだけ)
もう一点が、車種を選べるという点。fuelfrogを利用するユーザが増えれば増えるだけ、サンプルデータは増えるわけですから、信用できないメーカー発表の燃費でなくて、実際の消費活動者による車種別燃費比較が出てきたり、ランキングが出てきたりするんだろうなぁと思います。こういうのってすごく意味あるし、欲しいデータだと思います。このあたりにみんなで情報を持ち合って出来上がるサービスの面白みというか、可能性が感じられます。

現世相を見ますと、我々消費者ももちろんですけど、行政も、もちろん自動車メーカーもシビアに見つめてる問題なはずですから、こういうウェブサービスへの働きかけってそっち側の人たちがどんどんすべきだろうなって思うのですが、どうなのでしょうか?特に環境省とか…。HondaとかTOYOTAとかってもうすでになんかやってそうな気がしますけどね。車載燃料の急激な変化(給油)を読み取って、そのタイミングで自動的にデータを消費者情報集約センターに飛ばしてたり。走行距離、日数、タコ変動、下手すりゃGPSロケーションデータなんかも…。(いい意味でですが)

カーエレの動きってずいぶん前から注目されてますけど、利便性とか、富裕層の消費促進を意識したものばっかりが取りざたされているような気がするんですが、それだけじゃなくて、一般的な消費者を巻き込んだウェブサービスになって表に出てきたまともなものって、意外とないような気がします。環境・・・という問題ですから、もちろん新車だけじゃなくて中古車市場を含めて、という意味も含んでます。今の様なガソリン価格急騰の時代、カタログスペックから読み取ることの難しい、車の生涯データ、消費生活内でのリアルなデータの提示・開示ってすごく重要な気がしますし、消費者だってその情報を提供する覚悟も準備も結構出来ていると思うのです。今回のfuelfrogはTwitter使ってますが、ガジェット使ったり、ブログパーツで実現したりってすごく簡単でしょ?fuelfrogってそういう簡単に踏み出せる一歩を教えてくれているような気がします。

Photoshopアイデア&テクニックBOOK


中沢社長の新しい著書Photoshopアイデア&テクニックBOOKが届きました。中に数点私の撮影した写真が使われているのもあって、ちょっとだけ宣伝しておきます。

いわずと知れたワールドスタンダードなグラフィックソフトのPhotoshopのいわゆるテクニック本です。どんな人向けの本かというと「主にWebデザイナーを想定して作り方(解像度や色など)を紹介しています。」とありますが、現在だとウェブに携わる人はデザイナーに限らず、コーダーやプラグラマ、もちろんフォトグラファーまで含め、フォトショップを利用されている方は多いと思いますが、デザイナー向けの本と限らず、こうした方々にこそベストな本と、一通り目を通して感じました。

具体的には、

  • 使ってはみてるけど、いまひとつ使い方がわかっていないので…という人
  • 仕事で使ってるけど、自己流で覚えたので、自信なくやってる人
  • CS3にバージョンアップしたけど、昔の使い方でいいや、と最新機能を使えばあっという間に出来ちゃうことを、こつこつ時間をかけてやってる人(←これ私かも…。勉強させていただきます。)

こんな人には、特に使えるテクニックやアイデアの解説が満載ですね。また全く使い方をわからずに使っている人なども、本に記載のとおりにやっていくと、かなりのクオリティの素材や作品が出来るはず。それを通じて自分の技術を高めていける、質の高いチュートリアル本だとも思います。つまり“初心者の背伸び”にもオススメですよ。

以下余談

冒頭ちょっと触れましたが、数点私の撮影した写真が、解説用の素材として使われています。かなり昔ですが、南フランスで仕事をする機会があって、その時撮影したものです。中沢社長曰く、「その辺で撮った写真とか使うと、田舎臭くてね…。」とのこと。掲載されている写真を見て納得。なるほど、それっぽい素材になってますね。

今はデジタル一眼レフを当たり前に使っているので、当時の写真なんか質の悪い素材でしかなかったイメージなのですが、意外とイケテルのにビックリです。(ちなみにFinepix F4900Zにて撮影。なつかしぃ…。)

オンライン署名に参加できる署名TV


署名TVは、オンラインで署名に参加できるサイトです。地道なこういう活動は労力をかけずに行え、不特定多数に一気に伝播できるインターネットは、とても有効な手段ですね。まだ3月に始まったばかりのようですが、これからもっと知名度を上げて、求心力と活動の有効性を高めていって欲しいです。

今回私がここに導かれたのは、オリンピックでゆれる中国の話題から…。
中国の犬猫殺害を終わらせようを見て、ものすごく悲しい気持ちになってしまいました。

犬や猫を捕らえ、処分する残酷なさまが伝えられています。

こういうのは冷静に見なければと思うけど、ニヤついた表情で犬や猫を捕らえ処分(殺している)する写真を目の前に突きつけられると、事の重大さを感じます。大儀のためには動物はもちろん、人の命も秤にかけられるような国…。そういうイメージがさらに濃く植えついていってしまう気が…。全てがマイナスな方向へ向かっている気がしますね。

内部から変わっていって欲しい。切実に思います。こんな状況が続けば、政府だけでなく国民一人ひとりまで、そういう目で見られるようになってしまう。(政府が国民を苦しめるのはこの国も同じだと思うけど…。)

署名TVで「北京の猫大虐殺」の反対署名を募っています。
署名TVより引用:

北京オリンピックの為に行われている猫の大虐殺を止めるよう,胡首席に反対の抗議をしたいと思います。
当局は2006年に狂犬病を理由に多くの犬を殺しました。
今猫達に同じ事が起こっています。
ペットの猫が,病気をもっていると言うデマのために捨てられ,当局が回収,毎日数百匹が殺されています。
ペットの猫を飼育する権利を200元で買わなければ,猫を飼う事ができません。
収入が500元以下の貧困層も多く,200元(約2900円)と言うお金は大金です。
ごくわずかの限られた富裕層の猫しか生き延びる事ができません。
一匹でも多くの猫を助けるため,署名をお願いします。

個々人の署名がどれくらいの意味があるのかなんて考えず、まず動かないと、という事で。

Adobe Photoshop Expressを試す


写真をカッコよくいじれるサイトAdobe Photoshop Expressを試してみました。自分のパソコンで写真をいじる分にはまったく必要ないと思うのですが、デスクトップアプリケーションからウェブサービスへの変遷が叫ばれる中のAdobeの試みということで一応。

現状まだ英語版しかないので、あまり細部までは確認できず…ですが、基本的には「あなたの写真を撮ったままよりもポップにキュートにクールにしよう!」というまんまフォトショップエレメントな趣旨だと思います。
写真をアップロードして、調整やエフェクトをかける。で、完成した写真をメールで送ったり、ダウンロードしたり、アルバムとして公開したり…。

基本的な写真のトリミングや水平あわせ、カラー補正/バランス調整、赤目補正や彩度調整や、ホワイトバランスやシャープネスやソフトフォーカスにしたり、いかにもいじった!というエフェクトとしては、ポップカラー(色域の抽出)やHue(色相調整)、イラスト風タッチエフェクトなんかも出来て、このあたりはさすがによく出来てますね。操作パネルにあるメニューは↓こんな感じ。

で、エフェクトをかけたサンプルは↓こんな感じのものが出来ます。

あと特筆すべきは、FacebookやPhotobuckt、Picasaからアルバムデータを簡単に取り込めること。Googleの提供するPicasaは私も使っているので、これは簡単でいい!と思って取り込んだんですが、アルバムが100以上あったためか、ムチャクチャ挙動が遅くなってしまいました。あと現在はアメリカ国内のみサービス提供中なのもあると思うのですが、アルバム名の日本語なんかは出てきません。残念。

またアルバム公開のコミュニティ部分はまったく面白みが感じられないですねぇ…。次世代のサービスに消化しきれていない感じでしょうか。ん~む…

iモード.netでうざかった携帯メール作成がサクサク

imodenet.gif
PCでのメールが日常の人間からすると、携帯でのメールのやり取りはとにかく面倒…。そんな人にはうれしいiモード.netサービスが先日始まりました。これでPCからimodeのアドレスでメールが打てます。

  • あぁ~書きづら
  • うざ
  • 時間かかりすぎ
  • あぁ~間違えた
  • え=、なんでそこまで消えちゃう?…やり直しかよ
  • 漢字でてこねーし

とにかくこういうストレスが邪魔して、携帯メールへのレスポンスが遅れがちなわたし。友人たちとの携帯メールでのやり取りでは亀レスラーと呼ばれているのではと疑心暗鬼な今日この頃です。でもわたしと同じように、携帯メールの返事を書く(操作)のが嫌いな人ってかなり多いんじゃないでしょうか?あんな小さい画面でせいぜい1~2本の指を連打して…って、とにかく面倒ですよね。

個人的なニーズとしてはずいぶんと昔から感じていたので、この登場は “やっと” とか “ようやく” という形容詞がぴったりですが、なんで今まで無かったんでしょう。(はやめ~るとかはありましたが..)そもそも「携帯でもメールが出来るということがスバラシイ」からこそのサービスなわけで、わざわざ何でPCでする必要がある!ということだったんでしょうね。ある種自分たちの提案を否定してしまうというか…。

  • 待ち合わせ場所に着いたよメール
  • ベッドでお休み前に彼氏にメール
  • ジムでウォーキングマシンで歩きながら仕事のメール

今となっては当たり前のことですけど、こうした革新的なライフスタイルの提案をしてくれたのが携帯メールだったわけですから、それをわざわざ“またPCの前に座らせてどうするんだ~!”という。

ではなぜここにきてiモード.netサービスなのか?
しかも有料(といっても200円)で開始するその裏づけとなるニーズは何なのか?

  1. わたしと同じように、操作性の悪い端末でメールを書くのが嫌な人向け
  2. 携帯だと仕事中に私用メールしているのがバレバレだが、PCでならバレないかも…
  3. 携帯が体の一部のような若い世代でも、デコメールは書くのが大変
  4. PCでつくったものの添付が簡単に出来たら…
  5. もっと新しい何かを考えていて、その布石としての…

ん~いまひとつこれという感じのものがなさそう。

ちなみにその利用画面サンプルがこちら↓
01.gif
絵文字や顔文字デコメール用の操作がしやすいようになっているのが分かると思いますが、なんだかんだ携帯ではめんどくさい操作をサクサク出来るようにしたってだけかもしれません。もちろんわたしにとっては十分使う価値の見出せるものであることは間違いないです。(無料でもいいだろ!っていうサービスでも200円程度だと気にせず使ってしまうのが性でしょうか)

面倒な思いをしながら、なるべく短い言葉でも、想像力を掻き立てて、思いの伝わりやすい表現をっ、ていう文化的な要素も携帯メールには感じていたところもあり、デコメールって個人的にはあまり好きではないんですが、パソコンに保存された画像などを簡単にメール本文内にペタペタ出来るとなると、かなりオリジナリティのあるメールが打てるようになりそうです。そういう方向であれば少し面白い。

にしてもデフォルトで用意されたものの質ってどうしてこんなにヒドイんでしょうか。こういうところに何でこだわらないんでしょうか…。暇なクリエイターさんとかは、売り込んでくチャンスかも。豊富なドット絵文字も背景的なイラストも、デコメの雛形とかも標準で用意してあれば、利用者はうれしいんですけどね。

超簡単にミュージックビデオ作成 ANIMOTO

animoto01.jpg
Youtubeへのエクスポートが加わって、A N I M O T Oがかなり盛り上がっている模様なのでちょっとやってみました。
このANIMOTO、なにをするサイトかといいますと、

  1. 自分の好きな写真を選んでアップロードして
  2. サイトで提供されてる音楽を選ぶかアップロードして
  3. タイトルなどをつけてファイナライズ

という超カンタンな3stepで、カッコいいPV風のビデオがつくれちゃいます。
1animoto02.jpg2animoto03.jpg3animoto04.jpg

仲間内のイベントなんかの写真を使ってちょっと楽しむには、手軽なのでいいかも知れません。Life with Photo Cinemaというアプリケーションが楽しくて一時期はまりましたけど、写真と音楽選んでポチッ、だけでビデオができるのは、かなり似てる感じがしました。ただLifeのほうは日常の写真をドラマチックシネマチックに…の様な感じだったのですが、ANIMOTOはすごく音楽よりで、ビートにあわせてエフェクトをキメてくれます。
こんな感じ↓
(かわいい柴犬が昨日我が家に遊びに来てくれたので)

作成するには一応ユーザ登録が必要ですが、無料で30秒までのショートムービーが作成できます。Full版は、1ムービー$3もしくはAll-accessパスが年間$30。作成したビデオはYoutubeへのエクスポートも、ブログへのポストも、MP4 (H.264)でのダウンロードも可能。抜かりがありませんね。

それで、「ん、これ肝かも?」と思うのはサイト側で用意されている楽曲。さまざまなジャンル(Classical, Electronica, Hip Hop, Indie Rock, Jazz, Latin, songwriter)にかなりのアーティストとかなりの曲数。もちろん超メジャーな人がいるわけ無いんですが、楽曲提供側アーティストにも多くのメリットがありそうですものね。いろんな人がいろんな写真でPVをつくって宣伝してくれるようなものですし。もちろん気に入ったら買っちゃうし、おそらくFull版で使われた楽曲にはインセンティブあるだろうし。完全なプロモーションツールです。(だからこんなに音楽とモーションエフェクトの連携にこだわってるのか!)

実はわたし昔から曲って映像だよなって考えているところがありまして、人がどういう映像(写真)にどういう曲をつけるのかってすごく興味があります。場のシチュエーションに合った音楽を選んだりするのってすごく当たり前だと思いますけど、音楽だけ聞いていても何かしらの映像を思い浮かべてたりすることが多いし、知人の普段の振る舞いとかにもそれっぽい音とかアーティストとかが連想されたり。

分かりづらいこと言ってるような気もしますけど、ここに曲を提供しているアーティストの人たちって相当に面白いんじゃないかなぁと感じます。
「その写真に俺の曲使うか~!?」とか、
「いいねぇ…やっぱそのシーン、この曲だろぅ?」とか…。

で、そこから思うのは、“使われやすい曲ってどんなか”、“ANIMOTOで扱われやすい(ユーザがUPする写真)シーンってどんなか”って視点で考えると、ANIMOTOからのヒット曲生まれてくるのかもしれませんね。