twitterは大化けするか?

また夜が明けた…
最近仕事の要領が悪いのか、単純に忙しいのか、こんなことがシバシバ。
たぶん単純に昼間ちゃんと手を動かしてないのが原因だけど。

そんな私の時間を奪うものってなんだろう?
仕事上ネット業界のチェックが欠かせないわけだが、また最近も気になってしょうがないものがいくつかある訳で・・・

twitter.jpg今気になってるのが、twitterという“What are you doing?に応えるだけの1行ブログのようなサービス
http://twitter.com
世間じゃミニブログなんていわれているっぽいですが…。
「今○○してます~。」てな感じで、タイムリーに短いIMの配信感覚?

カンタンでとっつきやすくて、はやる可能性はかなり高そうですね。日本では3月~4月で激増中のようです。RSSはもちろん、FlashやJavascriptでブログパーツを提供してるあたりも抜け目ない感じですね。

で、コレとgooglemapsとのマッシュアップがまた面白いtwittervision.jpg
http://twittervision.com/
世界中のアチコチでメッセが飛び交ってる感じ、というか。

今、書いてる時間が時間なんで、谷川俊太郎さんの“朝のリレー”を思い出してます。「カムチャッカの若者がキリンの夢を見ているとき…」で始まる詩。昔、教科書にありましたよね。

突然Flash back的に思い出したけど、
・・・寝る前に耳を澄ますと、遠くのほうで目覚ましがなっているのが聞こえ、それは誰かが朝を受け止めた証拠なのだ~・・・みたいに終わるやつです。

twittervision見てると、ポコポコと他愛もないメッセがポストされるだけなのに、なんかセンチメンタルな、どこかハートウォーミングな感覚を覚えたり…

いろんな場所から日本語のメッセが上がるのも驚き。みんながんばってるなぁって。

あと、これは深読みしすぎだろうけど、こんなくだらない暇つぶししてるのは、“裕福平和な先進国の人”だけだろうなぁって。

時間がもったいないからまぁ自分じゃハマりたくはないんですが…一応記念にアカウント作成。

とかいいつつ、すでにハマリソウ

Google Analyticsがより視覚的に使いやすく

以前ご紹介したGoogle Analytics、どうしても経営者の皆様にはとっつきづらい複雑高機能な画面でしたが、先日ようやく分かり易い画面になりました。おそらく多くの方からの「複雑すぎる」「高機能すぎるが見づらい」といった意見が、googleを動かしたように感じます。まだじっくり見てはいませんが、かなり大きく改変されています。

  1. とにかく第一印象として見やすい
    ウェブ担当者がまず見てデータをつかみやすい、非常にシンプルに整理されました。
  2. マイレポートがすばらしい
    出力レポート画面を自分なりにつくり、保存しておくことができます。
  3. PDF出力機能がすばらしい
    マイレポート機能と合わせれば、もうこれだけで、会議資料・各種提出資料が完成してしまうほどです。
  4. メール配信スケジュールが設定可能
    忙しいウェブマスターさんにとってはこれほどうれしい機能はありません。サイトの規模や運営体制によって、
    A)毎日(毎朝配信)
    B)毎週(月曜日に送信)
    C)毎月(毎月1日に送信)
    などを設定することが可能です。

ウェブ担当者にとって重要なのは、まず自社なりのマイレポートを確定することですね。

Google Analytics

Google Analyticsは、昨年末からグーグルがはじめたアクセス解析サービス。しばらく使ってみて、やはり高機能ではあるのですが、とっつきづらいかなぁというのが率直な感想です。

ゲートページがグラフィカルかつ、経営者向け情報などのある種の情報絞込み機能があるので、パッと見、これは誰にもいいかなぁとも思うのですが、なんだかんだ難しいみたいですね…。(弊社でサイト構築する際は全て導入していますが、CGI型の解析ツールの併用も希望されるクライアントがいらっしゃいます。)確かに経営者向け…などは、専門知識のない方が見ても分かり易い出力画面であって欲しいです。

ただ、使い慣れれば高機能な分、非常に使えるツールです。特にアドワーズ広告を実施しているサイトには必須です。コンバージョン目標と目標達成プロセス(例えば商品購入した場合や問合せをした場合)を設定できるので、広告への投資収益率がバシっと出てきます。

もちろんそれ以外でも検索エンジンからのキーワード別のコンバージョン率を見たりすることも可能で、手放せないツールになること間違いなしです。

多少操作の重さや複雑さに戸惑うかも知れませんが、そこは個人のがんばりで何とでもなること。是非Google Analyticsを導入して、ウェブ活用意識を高めてください。

中小企業サイトのRSS配信とニュースリリース

RSSはウェブサイトの更新情報などを、サイトを訪れることなく、ユーザにお知らせできる仕組みです。ブログ同様に爆発的に広まっている技術ですので、サイトリニューアル時などでは、「RSSは必須ですね」のように、当たり前のように浸透してきています。もちろん弊社で構築するサイトは、blogやxoopsなどのCMS導入をベースとしていますので、どれもRSS配信に対応しています。ただRSSはサイトにそのフィード機能があるというだけで、お客様にどうしたら新しい情報を伝えやすくなるかの根本を抜いて考えては何も効果を発揮しません。

フィードに載せる内容に面白みがあってこそ購読されるのは当然ですので、ただリニューアル時にRSSを導入した、という事に満足せず、これを機会に、ニュースリリースやRSS配信の載せる内容の充実、興味を持っていただける内容は何か?をもっと真剣に考えるようになっていただかないと、最終的なゴールには近づいていきません。

企業サイトの場合、RSS配信のほとんどは更新頻度の高いページ…ニュースリリースなどに使われることが多いです。しかしながらブログなどとは違って、まったく面白みのない書き方をされているサイトをたまに見かけることがあります。ホントに更新ネタが無いんですね。

  • 商品情報ページを更新しました
  • ホームページ閲覧数が100000件を突破しました。

などなど…「だから何?」ですよね。

採用情報などはとにかく運営者側が知らせたい情報とユーザ側が知りたい情報がリンクしていますからとにかく日常業務をスピーディにこなすことで大きな意味を持ちます。

また商品販売を行っている業種ではほとんどそういうことはないと思います。さすがにどうしたらもっと売れるか、が潜在的にあるのでしょう。

  • 次回のキャンペーンまでのカウントダウン開始です
  • 新商品入荷:初回限定○○名様20%OFF
  • お詫び:商品Aの入荷延滞について

など、タイトルだけでも、ユーザの期待を膨らませる内容だったり、企業姿勢や風土までも伝わるものになっていると思いませんか?

さて、問題なのが製造業のサイトです。製造業の場合、特に「うちにはそういう更新ネタがないからなぁ」と相談されることが多々あります。おそらく頭の中では、「××工場、ISO取得完了」とか、「××トンプレス機導入」とかあまりにも大きな事象を想像しすぎているのではないかと思います。特に下請けで大手から仕事を請け負っている企業の場合、そういうキチッとしたサイトを良し、と見ている傾向があるなぁといつも感じます。

対象ターゲットのこともありますので、一概には言えませんが、販売業のようにもう少し身近な話題に、もしくはそこまで噛み砕いたものをニュースリリース的に配信できないというのであれば、ニュースリリースではなくブログの併用を考えるのが得策かもしれませんね。

  • オレ的マシニングの世界
  • フォトブログ:職人の背中(今日の親方)

もし取引業者の人がそんなブログをやっていたら、必ず見ちゃうと思いませんか?
こうしたネタは実は接触や交渉を円滑に進めてくれる潤滑油にもなります。また全く面識のない誰かの目に留まって交流が生まれることもブログ界の常。ただの会社案内的なサイトをつくるよりも、実はこのブログだけやっているだけでもいいのかもしれません。

ただ企業ブログはもちろん諸刃の剣の側面もあります。淡々と義務的につづったものや、営業的発言やSEO狙いにしか見えない不自然な文章は逆効果です。まず自分が楽しんでやるのが大前提。まぁこの辺は次回のお話に…。

WEB2.0 ロングテール

先日よりのWeb2.0のお話の続き、重要キーワードの2回目です。今回は商売人にとっては一番グッと来るコトバ?ロングテールのお話です。

ロングテール
通常の商品販売の場合、「おおよそ20%の商品が80%の売上を占める」ということが言われます。店舗などのスペースの制約があったり、少量仕入れによる価格の魅力低下等を考えれば、当然のことです。しかしながら、インターネットの普及された現社会においては、そうとは限らず、それが逆転する場合もあります。

リアルの店舗に行って探しても見つからない商品・・・つまりそれは普通は売れない商品です。そうした商品はどこに行っても見つからないことが多く、ネット通販で探す人が増えます。ロングテールの説明において、例としては必ずアマゾンが引き合いに出されます。皆さんも専門書などを近くの本屋では見つけられず、結局アマゾンで購入した経験は多いのではないでしょうか?

“ロングテール”つまり長い尻尾のように花形でない商品がネットでは売れやすいという現象は、誰もにチャンスを与えるかもしれない重要な考え方の一つとしてもてはやされているわけです。

しかしながら、とにかくあらゆる細かい商品を載せたからといってそれが皆さんの会社にとって喜ばしい結果を生むか?というと一概にそうとは言えません。安易な決断はひどい結果を招きますので、気をつけてください。こうした現象を感覚的に理解して成功してきたネットショップは数々あると思います。しかしそういう成功者は、きちんと“自社の強み”や“外部環境”をきっちりと把握した上でネットに展開していっているので成功しているのです。例えば競合が少いところで勝負したり、自社生産で在庫をおく必要がないもので勝負したり。

「ホームページをつくればすごいことになる」なんて思っている人はもうさすがにいないとは思いますが、このロングテールというコトバと世間の過度な盛り上がりによって、楽観的な考えがまた、芽生えてきていると感じます。

web2.0って理解できてますか?

にわかにweb2.0というコトバだけが騒がれていますが、実際どういったことなのか?自分でも皆さんに聞かれてうまく伝えられず、悔しいなぁと思ったことが何度か続きました。

ムック本などが出てきたり、信憑性のある業界人の方の意見も先入観なく見ることが出来るようになって来ましたが、そうしたみなさんも一言でうまく伝えられるようなほど、web2.0=コレだ!とはいっていないようです。

それだけかかわり方も使われ方も進行の具合も浸透の具合もいろいろですから、当たり前のことではあるのですが。

ただ、一貫して言えるのが、「参加する人によって生成さるメディア」と「参加型のシステム」はそのベースに常にあると考えて間違いではないと思います。

私も「WEB2.0って何ですか?」と聞かれた場合、「多くの参加者がそれぞれの価値観をベースにした情報を少しずつ持ち寄ることで、強大且つ影響力の高い情報共有が行われて、どんどん加速度的に進んでいく、という事ですかね~。」と説明しています。やっぱりうまく説明できてませんよね…ナサケナイ。

あと企業さんの心配事は、「マイナスの表現されるのが…」とか、「結局信憑性ってどう?」みたいなことみたいですね。

前者に対する答えとしては、非常に怖い世界になっているとは思いますが、もちろんチャンスでもあります。付き合い方をどのように行えるかで強い見方になるのはずですから。一昔前には掲示板をサイトにつけるつけないでもめたりしたもんです。もしそのときに勇気を持ってやってみて、それがどう使えるかを真剣に考えていた人たちは今起こってきたことを的確に捉えられているはず。

後者については、企業側からの一方的な発信情報やいわゆる広告よりも、よっぽど信憑性は高いといわざるを得ないです。もちろん場合によってはそうでないものもあるでしょうが、全体俯瞰で見たら、確実にそうだと私は思います。「参加する人によって生成さるメディア」と「参加型のシステム」がベースにありますから、一つ一つの情報もそれぞれが密接にリンクしあって、自然とその価値をあげていくようにできています。レビューに対するレビューがあったり、ディスカッションがうまく展開される仕組みも手伝って、信憑性をどんどん高めていくわけです。

さて、一気にまた難しい話になってしまったので、次回は基本的な用語をもう一回おさらいしましょう。ウェブを方々回っても、専門用語が解らずでは、根底から理解することは難しくなってしまいますから…。